防府天満宮で「梅ちぎり」梅の木から実を収穫 山口

菅原道真をまつる山口県防府市の防府天満宮で、道真が愛したとされる梅の木から実を収穫する恒例の「梅ちぎり」が行われました。

梅の名所として知られる防府天満宮の境内には、学問の神様の菅原道真が愛したとされる梅の木が、およそ1100本植えられていて、毎年、この時期に梅の実を収穫する「梅ちぎり」を行っています。

25日は4年ぶりに地元の園児など、およそ60人が参加し、直径4センチほどの青い梅の実を一つ一つ丁寧にもぎ取っていました。

園児たちが集めて、いっぱいになった梅の実は本殿に運ばれ、神職がおはらいしたあと、神前に供えられていました。

参加した園児たちは「大きな梅の実をたくさんとることができてうれしいです」とか「梅ジュースにして飲んでみたいです」などと話していました。

みこの渡邉奈々葉さんは「子どもたちが元気いっぱいに梅をとってくれたので、たくさんの梅が集まりました。梅を食べて病気やけがなく健康に過ごしてほしいです」と話していました。

防府天満宮では、1週間ほどかけておよそ1000キロの梅の実を収穫し、塩漬けにしたあと天日に干して、縁起物として参拝者に配るほか、正月には梅茶にしてふるまわれます。