政府 新たな科学技術戦略の素案 “「生成AI」の利活用を強化”

政府の新たな科学技術戦略の素案が明らかになり、文書や画像を自動的に作り出す「生成AI」について、可能性とリスクのバランスを考慮しながら、利活用を強化していくとしています。

政府がまとめた新たな科学技術戦略の素案では、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化で科学技術の重要性が増しているとして、最先端の科学技術の情勢に機動的に対応できる産官学の連携が不可欠だとしています。

そして、文書や画像を自動的に作り出す「生成AI」について、可能性とリスクのバランスを考慮しながら、その利活用を強化していくとしています。

また、去年改定した「国家安全保障戦略」を踏まえ、先端技術の研究成果を安全保障分野に活用することも強化するとしています。

このほか、
▽価値観を共有する同志国との連携を強化し、学術論文など各国の研究データを社会全体で共有する「オープン・サイエンス」を推進するとしているほか
▽技術革新の担い手となるスタートアップ企業を政府一体で支援していくとしています。

政府は、新たな科学技術戦略を来月上旬にも決定することにしています。