男女共同参画白書の案“誰もが家庭や仕事で活躍できる社会を”

ことしの男女共同参画白書の案が明らかになり、働き方の多様化で若い世代の理想の生き方が変わってきているとして、「男性は仕事、女性は家庭」という「昭和モデル」の社会から誰もが家庭や仕事で活躍できる「令和モデル」に切り替えるべきだとしています。

ことしの男女共同参画白書の案では「新たな生活様式・働き方をすべての人の活躍につなげるために」と題した特集を組んでいます。

この中では、夫婦と子どもで構成する世帯が減って単身世帯とひとり親世帯が全体のおよそ半数を占めるようになったほか、共働き世帯が、専業主婦世帯の3倍近くになるなど、家族の姿は変化しているとしています。

また、テレワークが進んだことで男性の家事・育児への参画も進み、若い世代の理想とする生き方は変わってきているとしています。

そして、いまこそ「男性は仕事、女性は家庭」という「昭和モデル」の社会から誰もが家庭や仕事で活躍できる「令和モデル」に切り替える時だと指摘しています。

具体的には、
▽勤務時間にかかわらず仕事の成果を評価する環境の整備や
▽長時間労働の是正
それに、
▽男女の賃金格差の是正などが重要だとしています。

男女共同参画白書は、来月、閣議決定される見通しです。