大相撲 夏場所12日目 照ノ富士1敗守る 霧馬山は10勝目

大相撲夏場所は12日目、横綱 照ノ富士は関脇 若元春に勝って1敗を守り、単独トップに立ちました。また、関脇 霧馬山は大関 貴景勝に勝って10勝目をあげ三役として臨んだここ3場所の勝ち星の合計が大関昇進の目安とされる「33」に届きました。

中入り後の勝敗

▽一山本に千代翔馬は、一山本が「押し倒し」。

▽大翔鵬に妙義龍は、妙義龍が「寄り切り」。

▽宝富士に水戸龍は、取り直しの末、宝富士が「送り出し」で勝ちました。
水戸龍は負け越しました。

▽王鵬に阿武咲は、王鵬が「はたき込み」で勝って勝ち越しを決めました。

▽平戸海に剣翔は、剣翔が「寄り切り」。

▽琴恵光に佐田の海は、琴恵光が「突き落とし」。

▽竜電に北勝富士は、北勝富士が「押し倒し」。
竜電は負け越しました。

▽玉鷲に碧山は、玉鷲が「押し出し」。
碧山は負け越しです。

▽御嶽海に輝は、御嶽海が「押し出し」。

▽宇良に翔猿は、宇良が「ずぶねり」で勝ちました。
幕内で「ずぶねり」が決まったのは平成10年の春場所5日目に旭豊が寺尾に勝った相撲以来、25年ぶりです。

▽錦富士に隆の勝は、錦富士が「上手投げ」。
隆の勝は負け越しました。

▽明生に阿炎は、阿炎が「押し倒し」。

▽翠富士に高安は、翠富士が「押し出し」。

▽錦木に琴ノ若は、錦木が「押し出し」。

▽金峰山に正代は、正代が「寄り切り」。
金峰山は負け越しました。

▽朝乃山に大栄翔は、大栄翔が「押し出し」で勝ち越しを決めました。
朝乃山は2敗に後退しました。

▽豊昇龍に北青鵬は、豊昇龍が「送り出し」で勝ち越しました。

▽大関 貴景勝に霧馬山は、霧馬山が「寄り切り」で10勝目です。
霧馬山は三役として臨んだここ3場所の勝ち星の合計が大関昇進の目安とされる「33」に届きました。

▽若元春に横綱 照ノ富士は、照ノ富士が「寄り倒し」で勝って1敗を守りました。

夏場所は、12日目を終わって1敗で横綱 照ノ富士が単独トップに立ち2敗で関脇 霧馬山と平幕の朝乃山が追う展開と変わりました。
平幕の宇良が幕内では25年ぶりとなる「ずぶねり」を決めて翔猿に勝ちました。

「ずぶねり」は相手の胸か肩に頭をつけて差し手を抱え込むか、ひじをつかむなどして手と首を同時にひねりながら倒す技です。

夏場所12日目の25日、幕内の取組で宇良は翔猿と対戦し、激しい押し合いのあと土俵際に追い込まれながら「ずぶねり」を決めて白星を挙げました。

幕内で「ずぶねり」が決まったのは平成10年の春場所5日目に旭豊が寺尾に勝った相撲以来25年ぶりです。

十両では3年前の11月場所で翠富士が決めて勝っています。

宇良は過去にも「たすき反り」や「居反り」など珍しい決まり手でファンを沸かせてきました。

宇良は取組後、「出そうと思って出したわけではない。大学の同級生の得意技だったので人よりは見てきた」と話していました。