東京 新型コロナ 1週間の感染者 前週の1.5倍 2週続け増加傾向

東京都は今月21日までの1週間の新型コロナの1医療機関当たりの感染者数は3.53人と発表しました。前の週のおよそ1.5倍と2週続けて増加傾向にあり、専門家は「感染拡大の増加スピードに注意が必要だ」としています。

新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に移行したことに伴い、感染者数の把握は一部の医療機関が1週間分を報告する定点把握に変わりました。

25日、都は、感染状況のモニタリング項目について、5類移行後、2回目となる発表を行いました。

それによりますと、定点把握の対象になっている都内419の医療機関のうち、416か所から報告があった感染者数の合計は今月21日までの1週間で1470人で、1医療機関当たりでは3.53人となりました。

これは、前の週の2.40人の1.47倍にあたり、2週続けて増加傾向にあるということで、専門家は「感染拡大の増加スピードに注意が必要だ」としています。

また、今月22日時点での入院患者数は、前の週より196人多い702人となり、専門家は「現時点で医療提供体制への大きな負荷は見られないが、引き続き状況を注視する必要がある」としています。