
官房長官 “マイナ問題 国民の信頼損ねる重大事案 対策”
マイナンバーカードと一体化した健康保険証に他人の情報が登録されるなど、トラブルが相次いでいることについて、松野官房長官は国民の信頼を損ねる重大な事案で遺憾だとした上で、必要な対策を講じていく考えを強調しました。
マイナンバーをめぐっては、カードと一体化した健康保険証に誤って他人の情報が登録されたケースや、マイナンバーにひも付けられる「公金受取口座」も別の人のマイナンバーに登録されていたケースが確認されるなどトラブルが相次いでいます。
これについて松野官房長官は午前の記者会見で「個人情報の保護に関する国民の信頼を損ねる重大な事案であり、国民に不安を与えたことは大変遺憾と考えている」と述べました。
また「公金受取口座」が別の人のマイナンバーに登録されるトラブルについて、現時点では9つの自治体で14件と説明した上で「情報登録の誤りは人為的なミスに基づいており、判明のつど、速やかに対策を講じるとともに、再発防止に努めている。引き続き安心して利用できるよう、必要な対策に着実に取り組む」と強調しました。