
保育所の紙おむつ 定額料金サービスを試験的に開始 東京 港区
東京・港区は、紙おむつなどを持参する保護者の負担を減らそうと、今月から定額料金で紙おむつを利用できるサービスを区立の保育所などで試験的に始めました。
保育所などでの使用済みのおむつについては、保護者に持ち帰りを求める自治体があったことから、厚生労働省は保育所での処分を推奨する通知をことし1月に全国の自治体に通知しています。
港区では、通知の前から使用済みのおむつを保育所などで処分していますが、今月からはおむつの持参も不要とするサービスを試験的に始めました。
保護者からの「毎日子どものおむつを持って行くのは荷物になり負担が大きい」といった声を受け区立の認可保育所など、33の施設で取り入れました。
希望する保護者が2500円の定額料金を払うと、枚数に制限なく紙おむつやおしりふきを保育時間内に利用でき、在庫の管理はサービスを提供する業者が行うため保護者や保育所ともに負担軽減が期待できるということです。
6月には本格的な導入を予定していて、港区こども政策課の横尾恵理子課長は、「8割の保護者がおむつ定額利用サービスの利用を希望していた。保護者のニーズにこたえながら保育士の負担を増やさない仕組みをつくることで保育の質の向上や、子どもと向き合う時間を増やすことにつなげたい」と話しています。