円安進む 約半年ぶりに一時1ドル=139円台まで値下がり

24日のニューヨーク外国為替市場ではアメリカで利上げが続くとの見方から日米の金利差が意識されてドル買い円売りが進み、円相場はおよそ半年ぶりに一時、1ドル=139円台まで値下がりしました。

24日のニューヨーク外国為替市場では円安が進み、円相場は一時、1ドル=139円台まで値下がりしました。

1ドル=139円台をつけるのは去年11月末以来、およそ半年ぶりです。

このところのFRB=連邦準備制度理事会の幹部の発言から利上げが続くとの見方が広がり、日米の金利差が意識されてドルを買って円を売る動きが出ました。

また、債券市場ではアメリカの債務上限問題を背景に債務不履行への警戒感からアメリカ国債が売られ、長期金利が一時、3.7%台をつけるなど金利が上昇傾向にあります。

このため投資家のあいだで日米の金利差が一段と意識され、ドル買い円売りの要因にもなっています。

市場関係者は「債務上限問題の先行きが不透明になっている中で円安がどこまで進むのか、見通せない状況だ」と話しています。