卓球世界選手権 張本・早田ペア 2大会連続メダル確定

南アフリカで開かれている卓球の世界選手権は大会5日目、混合ダブルスで張本智和選手と早田ひな選手のペアが、準々決勝で韓国のペアにストレートで勝って、この種目で2大会連続のメダルが確定しました。

南アフリカのダーバンで行われている大会は5日目の24日、男女シングルスや男女のダブルス種目の3回戦とともに混合ダブルスの準々決勝が行われ、前回の銀メダルから今大会では金メダル獲得を目指す張本選手と早田選手のペアが、韓国のペアと対戦しました。

第1ゲームは強気に攻めてくる韓国ペアに対し、一進一退の攻防を繰り広げますが、張本選手が強烈なフォアハンドを打ち込むなど得点を重ねると、徐々にゲームの主導権を握り、11対8で取りました。

第2ゲームも早田選手のサーブから攻撃のリズムをつかみ、張本選手が得意のバックハンドを打ち込むなど韓国ペアの反撃を寄せつけず、11対5で取りました。

第3ゲームは、追い込まれて攻撃の仕掛けが早くなってきた韓国ペアに対し、2対4とリードを許しますが、早田選手が強烈なフォアハンドを打ち込むと、張本選手は、独特の回転をかけるレシーブ『チキータ』を決めるなど、5連続でポイントを奪い、逆転しました。

2人はそのまま優位にゲームを進め、最後は張本選手が強烈なフォアハンドを打ち込み、このゲームも11対6で取ってストレート勝ちしました。

準決勝に進出した張本選手と早田選手のペアは、2大会連続となるメダルが確定しました。

女子シングルス 伊藤美誠と平野美宇が4回戦進出

一方、女子シングルスでは、世界ランキング7位の伊藤美誠選手が、世界70位のハンガリーの選手にストレート勝ちし、4回戦進出を決めました。

世界19位の平野美宇選手も、世界36位の韓国の選手に、ストレート勝ちし、それぞれ4回戦進出を決めました。

男子シングルス 宇田幸矢 3回戦敗退

男子シングルスでは、世界19位の宇田幸矢選手が世界2位の王楚欽選手にゲームカウント1対4で敗れ、3回戦敗退となりました。

女子ダブルス 伊藤・早田ペアと木原・長崎ペアが準々決勝進出

また、女子ダブルスでは、伊藤選手と早田選手のペアが、インドのペアにストレート勝ちし、木原美悠選手と長崎美柚選手のペアが台湾のペアにゲームカウント3対1で勝ち、それぞれ、準々決勝進出を決めました。

男子ダブルス 宇田・戸上ペア 3回戦敗退

男子ダブルスでは、宇田選手と戸上隼輔選手のペアがドイツのペアにゲームカウント2対3で敗れ、3回戦敗退となりました