日本医師会 松本会長 少子化対策に理解も “診療報酬確保を”

少子化対策を強化するための財源をめぐり、政府が社会保障費の歳出改革を検討していることについて、日本医師会の松本会長は、少子化対策の必要性に理解を示す一方で、医療体制を維持するため、診療報酬は十分に確保すべきだという考えを示しました。

少子化対策を今後3年間で集中的に強化する財源について、政府は、医療・介護などの社会保障費の歳出改革や、社会保険料への上乗せによって、新たに年間3兆円程度を確保することを検討しています。

これについて日本医師会の松本会長は24日の記者会見で「少子化対策は、これからの日本にとって大切で、財源の確保は重要だ」と指摘しました。

一方で社会保障費の歳出改革については「国民の命と健康を守るために必要な医療費を確保することが重要だ。十分な診療報酬をしっかりと確保してもらいたい」と述べました。