ウクライナへ 陸上自衛隊の車両100台規模提供で引き渡し式

ウクライナへの支援として、陸上自衛隊が保有するトラックなどが100台規模で提供されることになり、24日、防衛省で引き渡し式が行われました。

岸田総理大臣は、今月21日にウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、追加の支援として、自衛隊が保有する10人乗りのトラック「高機動車」や、がれき処理の対応にあたる「資材運搬車」などおよそ100台と、非常食およそ3万食を提供する方針を伝えました。
24日は防衛省で引き渡し式が行われ、井野防衛副大臣が提供する資材の目録をウクライナのコルスンスキー駐日大使に手渡しました。
井野副大臣が「いずれの車両もこれまで自衛隊の任務で活躍してきた車両だ。全国の陸上自衛隊から協力を受け、逐次ウクライナに向けて輸送していく」と述べたのに対し、コルスンスキー駐日大使は「心からお礼を申し上げる。日本はウクライナにとって信頼できる非常に重要なパートナーだ」と謝意を述べました。

防衛省・自衛隊はこのほか来月、負傷した兵士2人を自衛隊病院に受け入れる方針を明らかにしていて、引き続き支援を行っていくことにしています。