カブス鈴木誠也 先制ホームランでチームを勝利に導く

大リーグ、カブスの鈴木誠也選手が23日、本拠地シカゴで行われたメッツ戦で先制ホームランを打ちチームを勝利に導きました。

鈴木選手は4番・ライトで先発出場し2回、先頭で迎えた第1打席でセンターに、今月17日以来となる6号先制ソロホームランを打ちました。

初球のストレートを完璧にとらえた当たりで、ダイヤモンドを1周して戻った際にはホームベースで足を滑らせたのか体勢を崩す珍しいシーンもありました。

3回の第2打席はフォアボールで、2アウト満塁で迎えた4回の第3打席はショートゴロに倒れました。

7回の第4打席は見逃しの三振、8回の第5打席は2アウト一塁二塁のチャンスでショートゴロとなり、この試合は4打数1安打1打点で打率は2割8分3厘になりました。

カブスは鈴木選手のホームランが口火となって2回に一挙4点を奪って試合を優位に進め、7対2で勝ちました。

カーディナルスのラーズ・ヌートバー選手は相手の本拠地シンシナティで行われたレッズ戦に1番・センターで2試合ぶりに先発に復帰し、タイムリーヒット2本を打ってチームの勝利に貢献しました。

ヌートバー選手は見逃し三振とピッチャーゴロに倒れた後、3点をリードした4回の第3打席で2アウト三塁からセンター前に2試合連続となるタイムリーヒットを打ちました。

リードが2点となった9回の第5打席では1アウト二塁からカーブを逆らわずにセンターへ打ち返してこの試合2本目のタイムリーで5打数2安打2打点と活躍し、打率は2割6分7厘になりました。

カーディナルスは8対5で勝ちました。

鈴木誠也 ホームラン後の凡退した打席を悔やむ

鈴木選手は、第1打席での先制ホームランについて「ストライクを取りに来た球だったので、しっかりしとめられたのはよかったが、その後の打席がダメすぎたのでもう帳消し。悔しいというか、話にならない」と話し、ホームランのあと凡退した3打席を悔やんでいました。

試合前には、翌日の24日に先発登板する予定のメッツの千賀滉大投手とあいさつを交わし「久しぶりに話したので気分転換になった。日本での対戦からは何年もたっているし、千賀さんもいろいろ変わっていると思うのであまり当てにならないとは思う。しっかり動画を見て対策を練って臨みたい」と話していました。