試合後、ダルビッシュ投手は「球速も出たし、変化もよかったし、何より頭がよかった。精神状態というか集中力が試合前からすごくよかったので、6回3失点になっちゃったが投げている球に関しては次が楽しみだなという感じがした」と手応えをにじませました。
4回には打球速度167キロの強烈なピッチャー返しの打球が腰に当たるアクシデントがありましたが「全然大丈夫。日本にいる時からピッチャー返しはずっと受けているし、打撲系は強いので」と気にしていませんでした。
相手のナショナルズ打線については「全体的には三振が少なくて、コンタクトしてくるチーム。まっすぐが得意な選手が多いので、スピードの遅いボールで攻めるのがゲームプランだった。打たれた2球以外は、全体的にはよかった」と振り返っていました。
パドレス ダルビッシュ 6回3失点に抑え3勝目
大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手がナショナルズ戦に先発登板し、6回までを3失点に抑えて勝ち投手になり、3勝目を挙げました。
ダルビッシュ投手は23日、相手の本拠地ワシントンで行われたナショナルズ戦に中5日で先発し、3回まではいずれも3人で抑える上々の滑り出しでした。
しかし、3点リードの5回、2アウト一塁から9番バッターにスライダーをライトに運ばれてツーランホームランを喫し、次のバッターには153キロのストレートをレフトスタンドまで運ばれ、2者連続のホームランで3対3の同点に追いつかれました。
それでも、味方が再び1点を勝ち越した直後の6回は、2アウトからヒットを打たれましたが、後続をカットボールでセンターフライに打ち取って得点を与えず、6回3失点と先発の責任を果たしてマウンドを降りました。
打たれたヒットは6本、フォアボールは1つ、奪った三振は4つで、防御率は3.67になりました。
パドレスは7回に3点を追加して7対4で勝ち、ダルビッシュ投手が今月5日以来の勝ち投手で、今シーズンの成績は3勝3敗となりました。