トランプ前大統領 初公判は来年3月25日に 34の罪で起訴

不倫の口止め料をめぐりビジネス記録を改ざんしたとして、合わせて34の罪で起訴された、アメリカのトランプ前大統領について、ニューヨーク州の裁判官は来年3月に初公判を開くことを明らかにしました。来年の大統領選挙への立候補を表明しているトランプ氏は、共和党の候補者選びが続く中、裁判に臨むことになり、影響が注目されます。

アメリカのトランプ前大統領は、2016年の大統領選挙前にみずからの不倫の口止め料の支払いをめぐりビジネス記録を改ざんしたとして、合わせて34の罪でニューヨーク州の大陪審に起訴されました。

この事件をめぐり、ニューヨーク州の裁判所で23日、公判前の手続きが行われ、裁判官はトランプ氏の弁護団や検察当局と協議したうえで、来年3月25日に初公判を開くことを明らかにしました。

この手続きにはトランプ氏もオンラインで参加していて、アメリカメディアによりますと、裁判の日程が告げられると、首を振るなどして怒りをあらわにしたということです。

トランプ氏はこのあと、自身のSNSに「不公平で、選挙干渉だ」と投稿しました。

アメリカの大統領経験者として史上初めて起訴されたトランプ氏は、来年行われる大統領選挙への立候補を表明していて、共和党の候補者選びが続く中、裁判に臨むことになり、影響が注目されます。