卓球世界選手権混合ダブルス 張本・早田ペア 日本勢対決に勝利

南アフリカで開かれている卓球の世界選手権は大会4日目、混合ダブルスで張本智和選手と早田ひな選手のペアが、3回戦で日本勢対決にストレート勝ちし、準々決勝に進みました。

南アフリカのダーバンで行われている大会は4日目の23日、男女のシングルスの2回戦やダブルス種目の3回戦が行われ、混合ダブルスでは、前回は銀メダルに終わり、今大会で金メダル獲得を目指す、張本選手と早田選手のペアが、宇田幸矢選手と木原美悠選手のペアと対戦しました。

張本選手と早田選手のペアは第1ゲームから主導権を握り、早田選手が得意の強烈なフォアハンドを打ち込むなど11対8で取りました。

第2ゲームも、張本選手が独特の回転をかけるレシーブ『チキータ』を生かしてペースを握ると、早田選手のバックハンドもコースに決まって11対6で取りました。

第3ゲームは、9対2とリードしたあと、相手の宇田選手に強烈なショットを決められるなど6連続でポイントを奪われ、1点差に迫られました。

それでも、張本選手が強化してきたフォアを決めて流れを引き戻すと、最後は早田選手が力強いフォアを打ち込んで11対8で取り、日本勢対決をストレート勝ちして準々決勝に進出しました。

女子シングルス 早田と伊藤美誠 3回戦進出

また、女子シングルスでは世界ランキング10位の早田選手が、世界74位のイタリアの選手にストレート勝ちし、3回戦に進みました。
3回戦では、同じ日本勢の長崎美柚選手と対戦します。

でん部のけがの影響が心配される世界7位の伊藤美誠選手は、世界91位のフランスの選手にストレート勝ちして3回戦に進みました。

男子シングルス 戸上隼輔 2回戦敗退

男子シングルスでは、世界4位の張本選手が世界60位のポルトガルの選手にストレート勝ちし、3回戦に進んだ一方、世界48位の戸上隼輔選手は、世界2位の中国の王楚欽選手にゲームカウント1対4で敗れ2回戦敗退となりました。