NBA 八村 ファイナル進出ならず プレーオフで初先発も4連敗

NBA=アメリカプロバスケットボール、レイカーズの八村塁選手がナゲッツとのカンファレンスファイナル第4戦でプレーオフに入って初めて先発出場し、10得点、7リバウンドをマークしましたが、チームは逆転負けを喫し、4連敗で、NBAファイナル進出はなりませんでした。

第1シードのナゲッツに対してここまで3連敗とあとがなくなったレイカーズは、22日、本拠地のロサンゼルスで第4戦に臨みました。

3試合連続でふた桁得点をあげ、守りでも存在感を発揮している八村選手は、このプレーオフで初めて先発出場し、ドリブルからのダンクシュートでこの試合初得点をマークしました。

第2クオーターでは相手のディフェンスをかわしてのレイアップシュートなどで得点を重ねて前半で10得点をあげ、レイカーズは15点をリードして折り返しました。

しかし、後半に入って相手のエース、ニコラ・ヨキッチ選手に対するレイカーズのディフェンスが巧みなパスで崩されるなどして第3クオーターに逆転を許しました。

試合は終盤までもつれレイカーズは2点を追う残り4秒に、エースのレブロン・ジェームズ選手に託しましたが、厳しいマークに止められ、111対113で競り負けました。

この結果、レイカーズは4連敗でカンファレンスファイナル敗退が決まりました。

勝ったナゲッツは初めてのNBAファイナル進出です。

八村選手は41分56分プレーして10得点、リバウンドを7つマークしました。

八村選手はプレーオフ16試合にすべて出場し、チームの主力として平均12得点以上をあげ、ディフェンスでも成長を示してルーキー契約の最終年となる4年目のシーズンを終えました。

八村 レイカーズへの残留を希望

試合後、取材に応じた八村選手は「デンバーは本当に強いなと思ったし、完璧なチームだった。でもプレーオフでここまで来られたことがうれしいし、僕にとってもすごく良かった。こういう経験ができたことでまた成長できると思うし、もしまたレイカーズに残ったら絶対にこの悔しさを忘れないで次につなげたい」と話し、NBA屈指の名門、レイカーズで経験したプレーオフを振り返りました。

八村選手はシーズン途中のことし1月にウィザーズからのトレードでレイカーズに加入し、来シーズン以降の契約は結んでいません。

オフには条件付きのFA=フリーエージェントとなりますが、これについて八村選手は「どういう風になるかわからないが、すごくいい経験になったのでもちろんレイカーズに戻りたいし僕としては残りたい。あとはレイカーズがどう考えるか」と話し、レイカーズへの残留を希望しました。

一方、ことし8月から9月に沖縄などで開催されるワールドカップへの出場について「どの程度考えているか」と問われると、「わからない」と話すにとどめました。