横浜市が行政指導の保育施設 不適切保育で改善勧告

不適切な保育をしたとして、横浜市が、ことし2月に行政指導をした保育施設で、保育士が食事を完食させるため子どもの口に強制的に食べ物を押し込むなどの不適切な保育をしていたことが市の調査で新たに分かりました。市はこの保育施設に対し、再発防止などを求める改善勧告を行いました。

この保育施設は横浜市にある認定こども園です。

この施設ではおととし8月、当時勤務していた保育士が子どものあごを無理やり指でつかむなどの不適切な保育をしたとして、市がことし2月、改善を求める行政指導をしました。

しかし、十分な改善が見られなかったとして、市はことし3月14日から特別指導監査を行って施設の関係者の聞き取り調査などを進めてきました。

その結果、保育士が食事を完食させるため子どもの口に強制的に食べ物を押し込んだり、子どもをさかさづりに近い形で持ち上げたりするなど、不適切な保育のケースが10以上あったことが新たに分かりました。

市は今月16日、施設に対し再発防止などを求める改善勧告を行うとともに今後の対応をさらに確認していくことにしています。