古川聡宇宙飛行士 8月にも宇宙へ “誠心誠意 取り組んでいく”

宇宙飛行士の古川聡さんが、早ければことし8月にアメリカの民間宇宙船で国際宇宙ステーションに向かい、およそ半年間にわたって長期滞在することを明らかにし、古川さんは「誠心誠意、取り組んでいきたい」と意気込みを語りました。

宇宙飛行士の古川聡さんは22日、都内で会見を開き、早ければことし8月中旬にアメリカの民間宇宙船「クルードラゴン」で国際宇宙ステーションに向かい、およそ半年間にわたって長期滞在することを発表しました。

会見で古川さんは「身が引き締まる思いです。誠心誠意取り組んでいくとともに、新しいことに挑戦する気持ちを常に持ち続けていきたい」と意気込みを語りました。

そのうえで、責任者を務める研究チームがデータの書き換えなどを行い、ことし1月、JAXA=宇宙航空研究開発機構から「戒告」の懲戒処分を受けたことについて問われると、「大人数の研究計画であり全員に対する意識の徹底ができていなかった。その教訓を生かしてしっかりと進めていきたい」と述べました。

古川さんは横浜市生まれの59歳。

2011年にロシアの宇宙船「ソユーズ」で初めての宇宙飛行を行い、今回が2度目となります。

また、国際宇宙ステーションに向かう「クルードラゴン」に日本人宇宙飛行士が搭乗するのは、3年前の野口聡一さんやおととしの星出彰彦さん、それに去年の若田光一さんに続いて4年連続、4回目となります。