岸田首相 グテーレス事務総長と会談 安保理改革へ連携で一致

岸田総理大臣は、広島を訪れている国連のグテーレス事務総長と会談し、核軍縮への取り組みに加え、安全保障理事会を含む国連の改革に向けて緊密に連携していくことで一致しました。

会談は、G7広島サミットの閉幕後、午後4時半ごろからおよそ30分行われました。

冒頭、岸田総理大臣は、情勢が悪化したアフリカ・スーダンから日本人が退避する際の国連の協力に言及し「寛大かつ人道的な協力に心から感謝する」と伝えました。

会談で両氏は、核軍縮について、若者による被爆地訪問などを通じて被爆の実相への理解を深める日本と国連によるプログラムが始まったことを評価し、引き続き連携していくことを確認しました。

また、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性を確認した上で、安全保障理事会を含む国連の改革と機能強化に向けて緊密に連携していくことで一致しました。