「かつお祭」旬の初がつお味わう 高知 中土佐町

かつおの一本釣り漁が盛んな高知県中土佐町で、旬の初がつおを味わう「かつお祭」が開かれ、集まった人たちが、かつお料理の数々に舌鼓を打ちました。

「かつお祭」は、毎年5月に旬を迎える初がつおを味わうことができる中土佐町を代表する催しです。

例年は1万人を超える人が集まりますが、新型コロナの感染対策として、去年から抽せんで選ばれた人のみの来場に限定していて、ことしは400人が会場の久礼漁港を訪れました。

会場には20日に水揚げされたばかりの、およそ200キロ分の新鮮な初がつおが用意され、豪快にわらであぶってタレで食べる「わら焼きタタキ」や、かつおの身を混ぜ込んだ「かつお飯」、腹の部分を焼いた「はらんぼ」など、旬の初がつおをふんだんに使ったさまざまな料理が提供されていました。
集まった人たちは、口いっぱいに料理をほおばったり、地酒と一緒に味わったりして楽しんでいました。
このほか会場では、かつおの模型をさおで釣り上げる一本釣りの体験コーナーも設けられ、かつお一色に染まった会場は多くの観光客でにぎわっていました。

高知市から家族で訪れた男性は「同じ高知県でも本場の初がつおは鮮度が全く違うので、とてもおいしいです」と話していました。