G7広島サミット 小学2年生の男の子が熱い視線を送るのは

「お仕事がんば」

G7広島サミットが開かれている広島市で、そんなメッセージが書かれたうちわを持った男の子と出会いました。

各国の首脳たちに向けた応援かと思いきや、男の子が応援したかったのはサミットの運営を下支えしている人たちでした。

G7広島サミットの開催にあわせて、全国から多くの警察官が派遣され、テロなどに備えて厳戒態勢で警備にあたっています。

そんな中、20日に広島市の平和公園の近くに「お仕事がんば」と書かれたうちわを持った男の子がいました。

広島県福山市から訪れたという小学2年生の男の子。母親が手作りしたうちわで応援していたのは警察官たちでした。

応援に気がついた警察官からは、「ありがとう」とか「頑張るね」といった声をかけられていたほか、ウェットティッシュもプレゼントされ、ひとときの交流を楽しんでいました。
男の子の母親によりますと、男の子は警察官に憧れていて、全国から集まった警察官を応援したいと広島市にやってきたということです。

男の子は「きょうは暑かったけど、プレゼントをもらえてうれしかった」と話していました。
警察庁によりますと、G7広島サミットの警備は最大2万4000人の態勢になるということで、国内の地方で開催されるサミットとしては過去最大規模です。

制服の警察官を前面に出すことでテロなどを防ぐいわゆる「見せる警備」を重視していて、警察は日米首脳会談が行われた会場や、各国首脳が宿泊するホテルなどを中心に警備にあたっています。