様々な狙いが込められています。
広島での開催ということで、ウクライナはロシアによる核の現実的な脅威に直面しているという現状を直接訴えたいと考えているとみられます。
また、反転攻勢を前に、兵器供与を含めた軍事支援の強化を要請し、F16含めた戦闘機の必要性を改めて訴えるとみられます。
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【詳しく】ゼレンスキー大統領 来日の狙いは?
ウクライナのゼレンスキー大統領がG7サミットに参加するため来日しました。21日に予定されているウクライナ情勢をテーマにしたセッションに参加する予定です。
反転攻勢が近いと言われるなか、サミットに直接参加する狙いは何か?
国際部の松尾寛デスクが詳しく解説します。
ウクライナ側の狙いはどこにある?
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ロシアとも関係を維持するインドなど、グローバルサウスと呼ばれる新興、途上国の首脳が集っているのもポイントでこうした国々とも直接対話し、支援を訴える狙いもありそうです。
さらに戦争が続く中、遠路日本まで来れたということそのものを示す狙いもありそうです。
キーウでは、欧米側が供与した防空システムでロシアのミサイルを迎撃することにも成功しているとされるなか、国を離れられる「余裕」「自信」のようなものを示しロシアをけん制する、そういう様々な効果も考慮して来日を希望、決定したと見られます。
さらに戦争が続く中、遠路日本まで来れたということそのものを示す狙いもありそうです。
キーウでは、欧米側が供与した防空システムでロシアのミサイルを迎撃することにも成功しているとされるなか、国を離れられる「余裕」「自信」のようなものを示しロシアをけん制する、そういう様々な効果も考慮して来日を希望、決定したと見られます。
戦時下の大統領の移動経路、安全面などどう配慮?
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情報管理は徹底されています。
ウクライナ政府の関係者もメディアに対して、可能性は示唆したものの具体的な日程やルートなどは明らかにしませんでした。
きのう各メディアがゼレンスキー大統領の訪日を次々に報じた後になってウクライナ政府の担当者は「対面ではなくオンラインで参加する」とわざわざ発表しています。
ウクライナ政府の関係者もメディアに対して、可能性は示唆したものの具体的な日程やルートなどは明らかにしませんでした。
きのう各メディアがゼレンスキー大統領の訪日を次々に報じた後になってウクライナ政府の担当者は「対面ではなくオンラインで参加する」とわざわざ発表しています。
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そして、今回、ゼレンスキー大統領が搭乗していたのは、フランス機でした。日本を含めてフランスなど関係国の間では、安全を確保してどうG7に参加してもらうのか水面下で調整していたとみられます。
今月ゼレンスキー大統領は、今月中旬、イタリア、ドイツ、フランス、イギリスとG7のヨーロッパ各国を訪問しました。
ここで協力を求めた可能性もあります。
今月ゼレンスキー大統領は、今月中旬、イタリア、ドイツ、フランス、イギリスとG7のヨーロッパ各国を訪問しました。
ここで協力を求めた可能性もあります。
G7各国の受け止めは?
歓迎しています。
広島でNHKのインタビューに答えたEUのフォンデアライエン委員長はゼレンスキー大統領に直接広島に来るよう勧めていたことを明らかにした。
広島でNHKのインタビューに答えたEUのフォンデアライエン委員長はゼレンスキー大統領に直接広島に来るよう勧めていたことを明らかにした。
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フォンデアライエン委員長は「平和の街である広島こそ公正な平和を実現する方法を話し合うのにふさわしい場所だ」と述べました。また「ロシアにどのように責任を負わせるかという問題などについて話し合うことができる」とも話していました。
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アメリカ・ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官は「バイデン大統領はゼレンスキー大統領と対面で話し合える機会を楽しみにしている」と述べています。
支援を続けている各国としてもゼレンスキー大統領から直接、戦況含めて今後の見通しを聞く機会にもなると考えているとみられます。
支援を続けている各国としてもゼレンスキー大統領から直接、戦況含めて今後の見通しを聞く機会にもなると考えているとみられます。
ロシア側の受け止めは?
ゼレンスキー大統領の訪日そのものに対しては特に反応はありません。
ロシアはG7の動きを注視していると思われるが敵国ウクライナの大統領が広島を訪問、G7首脳会議に出席となれば反発を強めるのは必至です。
ロシアはG7の動きを注視していると思われるが敵国ウクライナの大統領が広島を訪問、G7首脳会議に出席となれば反発を強めるのは必至です。
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ロシア側は、欧米からウクライナ側に供与される兵器のレベルが上がり続けていることに相当警戒してきました。事実上欧米との戦争に突入したという認識です。
ゼレンスキー大統領が広島でさらに軍事支援を求め欧米側がどう応じるかロシアは警戒を強めているとみられます。
ゼレンスキー大統領が広島でさらに軍事支援を求め欧米側がどう応じるかロシアは警戒を強めているとみられます。
G7のウクライナ支援の現状と課題は?
軍事支援については当初欧米側が否定的だった戦闘機の供与についてもウクライナ側の要請に応じる形で検討が進んでいて、F16戦闘機について、アメリカは、ヨーロッパの同盟国がウクライナへの供与を決めた場合容認する考えを示しました。
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ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官も「バイデン大統領はG7首脳たちにアメリカはウクライナ軍のパイロットに対しF16戦闘機を使った訓練の実施を支援すると伝えた」としています。
ただ、軍事侵攻が長期化するなかで巨額の支援を続けることにアメリカなどで反対する声もあるのも事実でゼレンスキー大統領としてはG7で結束した支援をあらためて求めるとみられます。
ただ、軍事侵攻が長期化するなかで巨額の支援を続けることにアメリカなどで反対する声もあるのも事実でゼレンスキー大統領としてはG7で結束した支援をあらためて求めるとみられます。