ロシア ミサイル等で集中的な攻撃繰り返す 異例ともいえる頻度

ウクライナ軍は19日、ロシアが再び巡航ミサイルや無人機による攻撃を仕掛けたと発表しました。ウクライナが反転攻勢に乗り出す構えを示す中、ロシアは、異例ともいえる頻度で集中的な攻撃を繰り返しています。

ウクライナ空軍は19日、ロシア軍が新たに巡航ミサイル「カリブル」6発と22機のイラン製の無人機で攻撃を仕掛け、このうち3発のミサイルと16機の無人機を迎撃したと発表しました。

首都キーウの市当局はSNSに「今月に入り首都への空爆は10回目だ。攻撃の間隔も短くなっているが、防空部隊が撃墜し首都への攻撃は許していない」と投稿しました。

ウクライナでは、今月16日に続いて18日にも各地でロシアによる集中的なミサイル攻撃があったばかりです。

ウクライナが反転攻勢に乗り出す構えを示す中、ロシアは、今月に入って異例ともいえる頻度でミサイルや無人機による集中的な攻撃を繰り返しています。

一方、ウクライナ東部の激戦地バフムトをめぐって、ウクライナのマリャル国防次官は18日「敵は予備軍のほとんどをバフムトに投入し、一日中激しい戦闘が繰り広げられている」とSNSに投稿し、ウクライナ側が郊外の一部を奪還しているものの、バフムトの掌握に固執するロシア側と依然として激しい攻防が続いているという認識を示しました。