日本カナダ首脳会談 “G7の揺るぎない結束示す” 連携方針確認

G7広島サミットの開幕を前に、岸田総理大臣は19日朝、カナダのトルドー首相と会談しました。
両首脳は、サミットでG7の揺るぎない結束を世界に示すため、日本とカナダ両国でも連携していく方針を確認しました。

会談は、広島市内のホテルで、19日朝8時すぎからおよそ30分間行われました。

冒頭、岸田総理大臣は、情勢が悪化したアフリカ・スーダンから日本人が退避する際、カナダから協力を得たことに重ねて謝意を示すとともに「自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力を推進し、地域と国際社会の平和と安定のために、ともに貢献していきたい」と呼びかけました。

そして、両首脳はサミットで国際社会が直面する諸課題に対するG7の揺るぎない結束を世界に示すため、日本とカナダ両国でも連携していく方針を確認しました。
また、東アジア情勢についても意見を交わし、中国をめぐる諸課題に加え、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応で協力していくことで一致しました。

さらに、ウクライナ情勢をめぐり、ロシアに対する制裁やウクライナ支援に加え、グローバル・サウスと呼ばれる新興国や途上国への関与などでも連携していくことを申し合わせました。