政治

防衛費増額 財源確保の法案 賛成多数で可決 衆院 財務金融委

防衛費増額の財源確保に向けて「防衛力強化資金」の創設を盛り込んだ法案は、19日の衆議院財務金融委員会で採決が行われ、自民・公明両党などの賛成多数で可決されました。法案は、来週、本会議でも可決されて参議院に送られる見通しです。
政府・与党が今の国会の重要法案の1つと位置づける、防衛費増額の財源確保に向けて「防衛力強化資金」の創設を盛り込んだ法案をめぐり、立憲民主党が衆議院財務金融委員会での採決を阻止するために提出した鈴木財務大臣の不信任決議案は18日本会議で否決されました。

これを受けて、19日午前、財務金融委員会が開かれ、野党側による1時間の質疑が行われたあと、採決が行われ、自民・公明両党などの賛成多数で可決されました。

立憲民主党、日本維新の会、共産党、国民民主党は法案は増税が前提になっているなどとして反対しました。

法案をめぐっては、自民党と立憲民主党の国会対策委員長が、来週23日に本会議で採決することで合意していて、自民・公明両党などの賛成多数で可決されて、参議院に送られる見通しです。

一方、19日開かれた理事会では、防衛費増額が東日本大震災の復興財源に関わっていることを踏まえ、今の国会の会期中に、被災地に委員を派遣して意見を聞く機会を設けることを確認しました。

23日に衆院通過の場合 24日の参院本会議で審議入り

防衛費増額の財源確保に向けた法案について、自民党と立憲民主党の参議院国会対策委員長が電話で会談し、来週23日の衆議院本会議で可決され、衆議院を通過した場合、翌24日の参議院本会議で審議入りすることで合意しました。

自民 越智氏 「丁寧に充実した審議に努め可決できてよかった」

与党側の筆頭理事を務める自民党の越智隆雄氏は、記者団に対し、「丁寧に、充実した審議に努めてきたつもりであり、19日に可決できてよかった。委員の派遣については、地方公聴会に準ずる会として行うことで合意した。具体的な内容は野党と相談して決めていく」と述べました。

立民 末松氏「欠陥法案が採決されたことは痛恨の極み」

野党側の筆頭理事を務める立憲民主党の末松義規氏は記者団に対し、「『欠陥法案』が採決されたことは痛恨の極みだ。国民に大きな負担となるうえ、日本の道を誤るもので、参議院でも徹底的に反対していきたい」と述べました。

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