衆院議院運営委 れいわ大石共同代表に厳重注意 不規則発言で

衆議院本会議での採決の際、れいわ新選組の大石共同代表が不規則な発言をしたなどとして、議院運営委員会の山口委員長は、18日の理事会に大石氏を呼んだ上で、院の秩序を乱す行為だとして、厳重注意しました。

れいわ新選組の大石共同代表は、先週12日の衆議院本会議で行われた、財務金融委員長の解任決議案の採決で、ほかの議員が投票を終えたあと細田議長に促されて投票する際、岸田総理大臣の写真に「NO!」と書かれた紙を掲げ「もっと本気で体を張ってたたかう野党の復活を」と叫びました。

これについて議院運営委員会の理事会は、大石氏を呼び、与野党の理事が同席する中、山口委員長が院の秩序を乱す行為だとして、厳重注意しました。

大石氏が本会議での対応をめぐって厳重注意を受けるのは3回目で、山口委員長は「今後も繰り返される場合には懲罰の手続きに入らざるをえないという意見もある」と伝えました。

このあと大石氏は、記者団に対し「少数政党の小さな抵抗の声に厳重注意はありえず、全く不当なものだ。今の国民の窮状を変えるために、与党と野党が何をやっているのかを可視化して国民に見せることが、私に最大限できることだ」と述べました。