ウクライナ負傷兵受け入れ 6月中旬までに2人 年間10~20人程度

政府は、ウクライナへの支援の一環として、負傷した兵士を日本の病院に受け入れる方針を固め、まず来月中旬までに2人を、その後年間10人から20人程度を受け入れる計画です。

政府は、ウクライナへの支援として、これまで防弾チョッキやヘルメットなどを提供してきましたが、ウクライナ政府からの要請を受け負傷した兵士を日本の病院に受け入れる方針を固めました。

政府関係者が17日、NHKの取材に対して明らかにしたところによりますと、まず来月中旬までに負傷した兵士2人を東京 世田谷区にある自衛隊中央病院で受け入れる計画だということです。

そして支障がなければ、その後年間10人から20人程度の受け入れが可能になる見込みだとしています。

最初に受け入れる2人は足を切断するなどの大けがを負った兵士で、治療にあてる期間はリハビリに必要な日数も含めて1か月から2か月を想定しているということです。

1人当たりの受け入れにかかる費用は入院費や義足を作る費用、それに渡航費を含めて、2百数十万円から4百数十万円程度と見積もっています。