イタリア北部で洪水 9人死亡 1万人以上が避難 F1レースも中止

イタリア北部では、大雨による洪水で少なくとも9人が死亡し、1万人以上が避難を余儀なくされたほか、今月19日に開幕予定だった自動車レース、F1シリーズの中止が決まるなど影響が広がっています。

イタリアの防災当局によりますと、北部のエミリアロマーニャ州で17日、大雨による洪水がおき、これまでに少なくとも9人の死亡が確認されたということです。

また、河川の氾濫による住宅などへの浸水も相次ぎ、1万3000人以上が避難を余儀なくされたほか、土砂崩れが各地で発生するなどの被害が出ているということです。

さらに北部の都市イモラで、今月19日に開幕する予定だった自動車レース、F1シリーズの第6戦「エミリアロマーニャ・グランプリ」の中止が決まるなど影響が広がっています。

イタリアのメローニ首相は、G7広島サミットに出席するため日本に向かっていましたが、17日、ツイッターに「政府は必要な支援を準備している」と投稿したほか、途中で立ち寄ったアラスカからオンラインで関係者に指示を出すなど対応に追われました。