バレーボール 横田忠義さん死去 75歳 ミュンヘン五輪 金メダル

1972年のミュンヘンオリンピックのバレーボールで金メダルを獲得した元男子日本代表の横田忠義さんが今月9日に亡くなりました。75歳でした。

横田さんは、香川県三豊市出身で、身長1メートル93センチの長身から繰り出す強烈なクロススパイクを持ち味に、大学生で日本代表に選出されました。

同期の大古誠司さん、森田淳悟さんとともに身長1メートル90センチを超える3人は「ビッグスリー」と呼ばれて日本代表をけん引し、オリンピックでは1968年のメキシコ大会で銀メダルを獲得し、1972年のミュンヘン大会では金メダルを獲得しました。

ミュンヘン大会では、痛めていた腰にゴムチューブをきつく巻きつけて痛みをこらえながらプレーして、日本代表の金メダル獲得に貢献したという逸話がいまも語りぐさになっています。

日本バレーボール協会によりますと、引退後は女子の日本代表や実業団チームの監督を歴任し、最近は、北海道の自宅で闘病していたということですが、今月9日に75歳で亡くなったということです。