練習のあとには質問に答える時間が設けられ「決勝で勝ちきるためにはどうすればいいですか」という質問に対して、カーリー選手は「ふだんの練習から本番のレースに出ている気持ちで行うことだ」とアドバイスしていました。
教室に参加した大学生は「トレーニングの内容は一緒でもその質が何段階も違った。一つ一つの基本的な動きを丁寧に行うことが大事だと感じた」と話していました。
カーリー選手は「陸上教室で教えたのは初めてで緊張していたが、国の違う選手に教えることは楽しかった。パリオリンピックも金メダルだけを目指して頑張っていきたい」と笑顔で話していました。
男子100m 東京五輪銀のフレッド・カーリー選手が陸上教室
陸上の男子100メートルで9秒76の記録を持つアメリカのフレッド・カーリー選手が来日し、都内で高校生と大学生に向けた陸上教室を開きました。
大会出場のため来日したカーリー選手を講師に招き、東京 江東区で開かれた陸上教室には高校生と大学生29人が参加しました。
カーリー選手は100メートルで世界歴代6位の9秒76の記録を持ち、おととしの東京オリンピックでは銀メダル、去年の世界選手権でも金メダルを獲得したトップ選手です。
教室ではカーリー選手がふだん行っているウォーミングアップの方法などをジェスチャーを交えながら説明しました。
そして、実際に40メートルを走ってみせると、参加者は驚いた様子で拍手を送っていました。
