トカラ列島近海を震源の地震続く 住民が備え 鹿児島 十島村

鹿児島県十島村では、14日もトカラ列島近海を震源とする地震が続いていて、住民は揺れへの備えを進めています。

十島村では、13日午後4時すぎに、震度5弱の強い揺れを中之島で、震度4を口之島で観測したあともトカラ列島近海を震源とする地震が続いています。

中之島では落石が確認された場所もあり、住民は揺れへの備えを進めています。
夫と3歳の息子と暮らしている松永千代乃さん(23)は、村から配られている非常用持ち出し袋の中身を確認していました。

松永さんは「揺れたときにこの袋のことを思い出しました。避難する際に必要な、けがをしづらい靴も準備しなくてはと思います」と話していました。

また、久木山真梨さん(38)は、今月11日に中之島で震度4の揺れを観測した地震のあと、長時間出かける時にはガスの元栓を閉めるようにしています。
久木山さんは、「家族6人分の備蓄を確認したら、水は賞味期限が過ぎていました。買い足さなければいけないと思います」と話していました。
トカラ列島近海では特に今月から地震活動が活発になっていて、気象庁は、当分の間、震度5弱程度の揺れを伴う地震のおそれがあるとして注意を呼びかけています。