地震で全壊の住宅から飼い犬救出 発生から丸一日 石川 珠洲

今月5日の地震で震度6強の揺れを観測した石川県珠洲市では、地震から丸一日たって、全壊した住宅から救出された飼い犬がいます。

今月5日の震度6強を観測した地震で珠洲市宝立町鵜飼にある住宅は2階部分が崩れ落ちるなど全壊しました。

当時、この住宅には女性とその母親、そしてオスの飼い犬「はじめ」がいて、2人は崩れてきた天井と壁の隙間に入り込むなどしていずれも無事でしたが「はじめ」は行方がわからなくなりました。

6日、鳴き声が聞こえたことから、近所の人と協力してがれきをどかし、地震から21時間余りたって「はじめ」を救出したということです。

「はじめ」は地震が起きるたびにおびえるようなしぐさを見せるものの、けがはなく、2人が身を寄せている親族の家で過ごしているということです。

女性の妹は「『はじめ』は家族の一員なので、助けられて本当によかったです」と話していました。