G7広島サミット開幕を前に 会場周辺の海域で警備訓練

今週、開幕するG7広島サミットを前に、会場近くの海域に不審な船が侵入したことを想定した警備訓練が行われました。

サミットの会場となる広島市南区の宇品島にある「グランドプリンスホテル広島」の周辺の海域では15日から、船の航行を自粛することなどを求める規制が行われる予定です。

訓練は規制が行われる海域に不審な船が侵入したことを想定して行われ、全国各地から集まったおよそ120人の海上保安官が参加しました。

訓練でははじめに、警備中の巡視艇が不審な船を発見し、汽笛を鳴らして停止するよう求めました。

しかし、停止せずに会場に近づいてきたため、周辺で警備にあたっていたゴムボート2隻で取り囲んだうえで海上保安官が乗り込み、乗っていた人物を制圧していました。

規制は15日から今月22日まで行われ、航行の自粛を求める海域のほか、航行する場合に事前に経路などを通報し、識別のための旗を掲げる必要がある海域が設定されます。