G7サミット前に外務省が特別授業 大学生らG7役割など学ぶ 東京

G7広島サミットを前に、外務省が都内で特別授業を行い、大学生らが国際政治や核軍縮の専門家から、主要7か国の役割や核軍縮に向けた課題などを学びました。

この授業は、来週開幕するG7広島サミットに関心を持ってもらおうと、外務省が主催し、オンラインも含め、大学生らおよそ500人が参加しました。

はじめに、外務省の小野外務報道官が「ロシアによるウクライナ侵攻などで、国際秩序は厳しい挑戦にさらされている。国際情勢やG7サミット、日本の外交への関心や理解を深めてほしい」とあいさつしました。

このあと国際政治や核軍縮の専門家が、国際社会の亀裂を修復するにはG7がグローバル・サウスと呼ばれる新興国や途上国と連携すべきだとしたほか、核兵器についてG7各国で温度差がある中でも、核軍縮に向けた結束した姿勢を打ち出すことが重要だと指摘しました。

参加した学生は「G7にどのような役割が期待されているかや、日本が、議長国として普遍的な価値をどう広げていくべきか、自分の考えが新たになりました」と話していました。