フィギュア 鍵山優真 三浦佳生 アメリカ合宿の練習公開

フィギュアスケートで、ともに3年後の冬のオリンピックを目指す、鍵山優真選手と三浦佳生選手がアメリカで行っている合宿の様子を公開しました。

北京オリンピックの銀メダリストで20歳の鍵山選手と、昨シーズン躍進した17歳の三浦選手は、ともにアメリカ カリフォルニア州でおよそ1週間の合宿を行っていて、11日に練習の様子を公開しました。

三浦選手は、来シーズンのフリーのプログラムについて、現地を拠点に活動する世界的振り付け師のシェイリン・ボーンさんに初めて依頼し、大好きなアニメ『進撃の巨人』の曲を使用することを決めました。

対話を重ねながら選手の内面を引き出し、難しい振り付けを施すシェイリンさんの指導に四苦八苦しながらも、プログラムの完成に向けて必死に取り組んでいました。
三浦選手は「毎年、成長できている実感があって、それが動きにも出ている。来シーズンも楽しみだ」と話していました。
一方、鍵山選手は昨シーズン、左足首のけがのため、初めて長期の離脱を経験しました。

来シーズンに向けては、去年のプログラムを継続する方針で、シェイリンさんとショートプログラムの細かな修正に取り組んでいました。

また、ジャンプの練習では、傑出した持ち味である4回転サルコーに挑戦し、およそ5か月ぶりに成功させて、完全復活に向け手応えをつかんでいました。
鍵山選手は「充実した時間を送れている。次に皆さんの前で演技を披露するときには、“けがをしたのにこんなにも進化しているんだ”というのを見せられるように頑張りたい」と話していました。