はしか感染 都内では2020年以来 30代女性と40代男性

今週、都内の30代の女性と40代の男性の2人がはしかに感染していることが確認されました。都内ではしかの感染が確認されたのは3年前の2020年以来です。

都によりますと、いずれも都内に住む30代の女性と40代の男性がはしかに感染したとそれぞれ、10日と11日に医療機関から届け出がありました。

いずれも発熱や発疹、せきの症状があって、医療機関を受診したところ感染が確認されたということです。

都内ではしかの感染が確認されたのは3年前の2020年2月以来です。

先月、茨城県内の30代の男性がインドから帰国後、感染が確認されていて、2人はこの男性が乗っていた4月23日の同じ新幹線を利用していたということです。

はしかは発熱や発疹が出るウイルス性の感染症で、空気感染で広がり、感染力が極めて強く、合併症として肺炎や脳炎などを引き起こし、重症化すると死亡することもあるということです。

都は、2人が乗っていた新幹線の情報をホームページで公開していて、13日と14日に発熱や発疹などはしかを疑う症状が出た人などの相談を受け付けることにしています。

電話番号は03-5388-3615で、いずれも午前9時から午後5時まで受け付けています。

また、医療機関を受診する際は、事前に連絡したうえで、移動の際は公共交通機関の利用を控えるよう呼びかけています。