ジャニーズ事務所 “今週末に公式な見解” ファンなど署名提出

ジャニーズ事務所に過去に所属していた男性が元社長のジャニー喜多川さんから性的な行為を受けていたと公表したことを受け、ファンの有志などで作る団体が実態調査などを求めるおよそ1万6000人分の署名を集め事務所に提出したと発表しました。

事務所では、一連の問題に対する対応について「今週末、公式にお伝えしたい」とコメントしました。

ジャニーズ事務所をめぐっては、過去に所属していた男性が当時の社長で2019年に亡くなったジャニー喜多川さんに15歳の頃から性的な行為を受けていたと先月会見で述べました。

これを受けてファンなどの有志で立ち上げた団体が、11日に会見を開き、インターネットを通じて今月8日までに集まった1万6100人分余りの署名を事務所に郵送で提出したことを明らかにしました。

この中では、性暴力被害者の声に誠実に耳を傾けることや、事務所として第三者委員会などを設置し実態の調査を行うことなどを求めています。

会見した発起人の女性は「ファンがタレントを応援していくためにも事務所には対応をお願いしたい」と話していました。

ジャニーズ事務所はNHKの取材に対し、署名への対応も含め、一連の問題について「事務所の見解および対応につきましては、今週末、公式にお伝えさせていただきます」とコメントしています。