グーグル 生成AI「Bard」日本語でもサービス提供開始

アメリカのIT大手「グーグル」は、質問を入力するだけで自然な文章で回答を作成できる生成AIについて、日本語でもサービスの提供を始めると発表しました。

これはグーグルがアメリカ西部カリフォルニア州で10日午前10時、日本時間の11日午前2時から開いたアプリの開発者などに向けて最新技術を紹介する会議の中で明らかにしました。

それによりますと、この生成AI「Bard」(バード)は、近く40の言語に対応できるようになるということで、このうち、日本語と韓国語については11日からサービスの提供を始めるとしています。

また、英語版の生成AIについても利用できる地域を180を超える国や地域に拡大するということです。

この会社の生成AIでは、文章による回答の作成だけでなく、文字で指示を出すとオリジナルの画像を生成したり、画像のキャプションを自動で作成したりできる機能が追加されるということです。

会議に登壇したグーグルのスンダー・ピチャイCEOは「われわれは、この生成AIで大きな転換点に来ている。人々にとって、ビジネスにとって、そして社会にとってAIをより便利なものへと進化させるチャンスだ」などと述べました。

生成AIをめぐっては、アメリカのベンチャー企業、オープンAIのほか、マイクロソフトや旧フェイスブックのメタなども参入し、開発競争が激しさを増しています。