台湾 クレーンの一部が落下 走行中の電車に当たり乗客9人死傷

台湾中部の台中で作業中のクレーンの一部が落下して近くを走行中の電車に当たり、乗客1人が死亡し、8人がけがをしました。

台中市当局によりますと、日本時間10日午後1時半ごろ、高層ビルで作業中だったクレーンの一部がメトロと呼ばれる都市交通システムの高架橋の上に落下し、走行中の電車に当たりました。

この事故で、電車の乗客のうち1人が死亡したほか、8人がけがをして病院で手当てを受けているということです。

日本の台湾に対する窓口機関の日本台湾交流協会によりますと、日本人が事故に巻き込まれたという情報は今のところ入っていないということです。

台湾のテレビ局TVBSは、ビルの最上階付近からクレーンの一部が落下する瞬間をとらえた映像や、落下物の一部が車両を突き破ったあとを写したとみられる映像を放送しています。

台中市当局などが事故の原因を調べています。