「ChatGPT」など活用 システムや機器を展示 高齢者見守りAIも

対話式AIの「ChatGPT」など、最先端の人工知能を活用したシステムや機器の展示会が10日から都内で始まりました。

東京 江東区の東京ビッグサイトで始まった展示会には、国内外のおよそ120の企業や研究機関などが出展しています。

このうち東京のIT企業は、高齢者の見守りに特化したAIを開発しました。

パソコンの画面に向かって話しかけると対話ができるようになっていて、利用者の声の周波数などから認知機能の変化や気分の上がり下がりを分析できるということです。

この企業の山崎満帆さんは「医療費の高騰を背景に、自宅で健康状態などを管理できるAIのニーズが高まっていたので開発した。今後も子どもの学習などさまざまな分野で開発を進めたい」と話していました。

また、別の東京にあるIT企業が開発した「ChatGPT」を活用したシステムは、タブレット上のキャラクターが客からの質問に答える形でおすすめの商品やサービスを紹介することができ、小売り業での活用が期待されています。

主催した団体によりますと「ChatGPT」が公開されてから介護や接客、それに事務などの分野で活用できる対話式AIの開発が企業の間で進んでいるということです。

この展示会は12日まで開かれています。