マスク氏 ツイッター “休眠アカウント” 削除進めると表明

アメリカのソーシャルメディア大手、ツイッターを運営する起業家のイーロン・マスク氏は、数年間にわたって利用されていないアカウントの削除を進めていると表明しました。

これは、ツイッターを買収し、運営する会社のCEOでもあるイーロン・マスク氏が8日、投稿で明らかにしました。

それによりますと、数年間、利用された痕跡がないアカウントの削除を進めているということで、「フォロワー数が減少する可能性がある」としています。

利用者がアカウントが削除されるのを避けるためには、少なくとも30日に1回は自分のアカウントにログインする必要があるということです。

こうした動きについて、欧米メディアは、亡くなった家族の投稿を毎日、読んでいるという利用者から削除しないでほしいという声が上がるなど、一部で懸念が出ていると伝えています。

マスク氏は去年12月、15億件のユーザー名を解放するとして、利用されていないアカウントを削除する方針を示唆していて、今回、実際に踏み切った形です。

アメリカメディアの中には、ツイッターが人気のあるユーザー名を有料で販売し、新たな収入源の1つにする計画があると報じていたところもあり、経営上、どんなねらいがあるのかに関心が集まっています。