震度6強地震後 不審電話が複数 警察が注意呼びかけ 石川 珠洲

今月5日の地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市の正院町では、震災につけ込んだ不審な電話が複数件確認されていて、警察が注意するよう呼びかけています。

珠洲警察署によりますと、今月5日の震度6強の地震のあと、珠洲市では「無料で屋根の診断をする」などという内容の不審な電話が複数件あったということで、警察は依頼していない工事で、高額な代金を請求する「押しかけ修理」や、被災した住宅を狙った「空き巣」などに注意するよう呼びかけています。
8日は、警察官3人が被害が大きかった珠洲市の正院町の住宅およそ20軒を回って注意が書かれたチラシを住民に手渡したりポストに投函したりしていました。

チラシを受け取った80代の女性は「自分の周りでも不審な電話がかかってきたという話を聞く。改めて気を付けようと思った」と話していました。
珠洲警察署警務課の宮腰真己子警部補は「地震で不安な気持ちにつけ込む不審な電話が多いので、おかしいと思ったら警察に相談してほしい。パトロールを強化して市民の安全に努めたい」と話していました。