大型連休 新幹線や特急の利用者 コロナ前の94%まで回復

大型連休の期間中に全国の新幹線や特急列車を利用した人は1100万人余りと、去年の同じ時期の1.32倍に増え、新型コロナの感染拡大前の94%まで回復しました。

JR各社は、先月28日から7日までの10日間の大型連休を含む期間について、全国の新幹線と特急列車の利用状況をまとめました。

それによりますと、JRグループ全体の新幹線と特急列車の利用者数は、合わせておよそ1100万1000人で、去年の同じ時期の1.32倍に増加しました。

感染拡大前の2018年の水準と比べると、94%まで回復しています。

各新幹線の利用者数は、去年の同じ時期に比べて、
▽北海道新幹線が1.8倍、
▽秋田新幹線が1.7倍、
▽東北新幹線が1.48倍、
▽山形新幹線が1.44倍、
▽東海道新幹線が1.26倍などと、すべての新幹線で増加しました。

また、
▽東海道新幹線では2018年の101%と、感染拡大前を上回りました。

JR各社は「行動制限のない大型連休で、非常に多くの利用があった。今後はインバウンドも含め、需要の伸びが期待されるのでしっかり対応していきたい」としています。