この試乗会は、経済産業省などが神奈川県藤沢市にある大手トラックメーカー「いすゞ自動車」の工場で開き、運送事業者などおよそ100人が参加しました。
先月施行された改正省エネ法では、
規模の大きな運送事業者に対して2030年に保有するトラックの5%を
▽水素を使って走行し、二酸化炭素を排出しないFCV=燃料電池車や、
▽EV=電気自動車などにすべきという目安が示されています。
会場では、いすゞがトヨタ自動車と共同開発したFCVのトラックが用意され、参加者が乗り心地などを確認しました。
このトラックは、10分ほどの水素の充填でおよそ260キロ走行できます。
脱炭素社会の実現へ FCVトラックの試乗会 運送事業者など参加
脱炭素社会の実現に向けて運輸部門でも対応が求められる中、水素を使ったFCV=燃料電池車のトラックの試乗会が運送事業者などを対象に開かれました。
全日本トラック協会の山口嘉彦副会長は「実際に運転すると振動もなく、体の負担もあまりなかった。ドライバーは長時間運転するので事故も少なくなるのではないか」と話していました。
FCVは、EVよりも長い距離を走ることが可能で、決められたルートを行き来する長距離のトラックなどでの活用が期待されています。
経済産業省によりますと、ことしから福島県や東京などで、300台ほどのFCVのトラックが導入される予定だということで、脱炭素社会の実現に向けて、水素の活用をいっそう進めたいとしています。
FCVは、EVよりも長い距離を走ることが可能で、決められたルートを行き来する長距離のトラックなどでの活用が期待されています。
経済産業省によりますと、ことしから福島県や東京などで、300台ほどのFCVのトラックが導入される予定だということで、脱炭素社会の実現に向けて、水素の活用をいっそう進めたいとしています。