これまでは仮の庁舎で業務が行われていましたが、大型連休を利用して引っ越しの作業が終わり、8日から職員が新庁舎で業務を始めました。
西村博則町長は職員に対して「役場に1回しか来ない方もいらっしゃると思います。一期一会の思いで仕事に取り組んでください」と訓示しました。
午前8時半に業務が開始されると、早速多くの町民が訪れ、年金の手続きなどについて窓口で相談していました。
新庁舎は鉄筋コンクリート造り4階建てで、防災対策が強化され、熊本地震と同じ規模の地震に耐えられる免震構造となっているほか、屋上には停電時に3日間稼働できる非常用の発電機が設置されています。
新庁舎を訪れた60代の男性は「地震から7年間はつらかったですが、こんなすばらしい新庁舎が出来てうれしいです」と話していました。
熊本地震で被災した益城町役場 新庁舎へ引越し 業務開始
7年前の熊本地震で被災した熊本県益城町の町役場が、新しい庁舎への引っ越し作業が完了し、8日から業務を始めました。
益城町は7年前の熊本地震で2度の震度7に見舞われ、町役場の旧庁舎は、柱や床が傾くなど大きな被害を受けました。
新しい庁舎は、総事業費およそ51億円をかけて建てられ、ことし3月に完成しました。
