石川県で震度6強 大阪「あべのハルカス」一時エレベーター停止

石川県で震度6強の揺れを観測した地震の影響で、大阪にある高層ビル「あべのハルカス」でも一時、エレベーターが止まり、60階にある展望台にいた観光客が1時間余りにわたって降りられなくなりました。

5日午後2時42分ごろに発生した石川県珠洲市で震度6強の揺れを観測した地震では、大阪市内でも震度2や1の揺れを観測しました。

大阪 阿倍野区にある高層ビル「あべのハルカス」では、地震の揺れを感知したことによる安全確認のため、2基あるエレベーターがいずれも停止しました。

大型連休中とあって60階にある展望台は多くの観光客でにぎわっていて、午後4時ごろにエレベーターが運転を再開するまで、1時間余りにわたって地上に降りられなくなったということです。

ビルを管理・運営する「近鉄不動産」によりますと、エレベーターの中に閉じ込められたり、けがをしたりした人はいないということです。

地震が起きた時、「あべのハルカス」の16階にいたという70代の女性は、「16階では揺れはまったく感じなかったので、エレベーターが止まるような事態になって驚きました」と話していました。