石川県能登地方では震度6強の揺れを観測する地震が発生したあとも地震が相次いでいて、6日午前0時までに震度1以上を42回、観測しています。
このうち激しい揺れが相次いだ珠洲市では午前0時までに震度3以上が10回にのぼっています。
【詳報】石川県能登地方で震度6強の地震 夜には震度5強
5日午後2時半すぎ、石川県能登地方を震源とする地震があり、石川県珠洲市で震度6強の揺れを観測しました。気象庁は今後1週間程度は同じ程度の揺れを伴う地震が起きるおそれがあるとして注意を呼びかけています。
また、5日午後9時58分ごろ、珠洲市で震度5強の揺れを観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。
石川県では6日には雨が強まると予想されていて気象庁は揺れの強かった地域では土砂災害にも注意するよう呼びかけています。
能登地方 震度1以上を42回観測(6日午前0:00)
5日21:58ごろ 珠洲市で震度5強
5日午後9時58分ごろ、石川県珠洲市で震度5強の揺れを観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。
この地震で▼震度5強を石川県珠洲市で、▼震度5弱を能登町で観測しました。
また、▼震度4の揺れを▽新潟県長岡市、上越市、佐渡市、▽富山県舟橋村、▽石川県七尾市、輪島市の舳倉島、輪島市、穴水町で観測しました。
また、▼震度3から1の揺れを東北から四国にかけての広い範囲で観測しました。
気象庁の観測によりますと震源地は石川県能登地方、震源の深さは14キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.9と推定されています。
石川県能登地方では5日午後2時半すぎにマグニチュード6.5の地震が発生し、石川県珠洲市で震度6強の揺れを観測しています。
能登地方ではこの地震のあと体に揺れを感じる地震が相次いでいて、気象庁は1週間程度は震度6強程度の揺れを伴う地震が起きるおそれがあるとして注意を呼びかけています。
この地震で▼震度5強を石川県珠洲市で、▼震度5弱を能登町で観測しました。
また、▼震度4の揺れを▽新潟県長岡市、上越市、佐渡市、▽富山県舟橋村、▽石川県七尾市、輪島市の舳倉島、輪島市、穴水町で観測しました。
また、▼震度3から1の揺れを東北から四国にかけての広い範囲で観測しました。
気象庁の観測によりますと震源地は石川県能登地方、震源の深さは14キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.9と推定されています。
石川県能登地方では5日午後2時半すぎにマグニチュード6.5の地震が発生し、石川県珠洲市で震度6強の揺れを観測しています。
能登地方ではこの地震のあと体に揺れを感じる地震が相次いでいて、気象庁は1週間程度は震度6強程度の揺れを伴う地震が起きるおそれがあるとして注意を呼びかけています。
6日には激しい雨のおそれ 土砂災害に注意
また、石川県では6日には雨が強まり7日にかけて降り続く見込みです。
6日午後には1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るおそれもあり、気象庁は揺れの強かった地域では土砂災害にも注意するよう呼びかけています。
6日午後には1時間に30ミリ以上の激しい雨が降るおそれもあり、気象庁は揺れの強かった地域では土砂災害にも注意するよう呼びかけています。
5日14:42ごろ 珠洲市で震度6強

気象庁によりますと5日午後2時42分ごろ、石川県能登地方の深さ12キロを震源とするマグニチュード6.5の地震が発生しました。
この地震で▽珠洲市で震度6強の揺れを観測しました。
また、▽震度5強の揺れを能登町で、▽震度5弱を輪島市で観測しました。
このほか▽震度4を新潟県長岡市や富山県高岡市、金沢市、福井県坂井市などで観測したほか、東北から中国地方にかけての広い範囲で震度3から1の揺れを観測しました。
石川県能登地方では震度6強の揺れを観測する地震が発生したあとも地震が相次いでいて、午後8時までに震度1以上を観測する地震が24回起きています。
このうち午後2時53分ごろの地震では▽珠洲市で震度4、▽北陸や東海などで震度2から1の揺れを観測しました。
気象庁は▽揺れの強かった地域では今後1週間程度は最大震度6強程度の揺れを伴う地震が発生するおそれがあるとして、今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。
この地震で▽珠洲市で震度6強の揺れを観測しました。
また、▽震度5強の揺れを能登町で、▽震度5弱を輪島市で観測しました。
このほか▽震度4を新潟県長岡市や富山県高岡市、金沢市、福井県坂井市などで観測したほか、東北から中国地方にかけての広い範囲で震度3から1の揺れを観測しました。
石川県能登地方では震度6強の揺れを観測する地震が発生したあとも地震が相次いでいて、午後8時までに震度1以上を観測する地震が24回起きています。
このうち午後2時53分ごろの地震では▽珠洲市で震度4、▽北陸や東海などで震度2から1の揺れを観測しました。
気象庁は▽揺れの強かった地域では今後1週間程度は最大震度6強程度の揺れを伴う地震が発生するおそれがあるとして、今後の地震活動に注意するよう呼びかけています。
【建物や人的な被害も】
男性1人が死亡 市内で22人けが 石川 珠洲市
石川県珠洲市によりますと、市内の正院町で65歳の男性がはしごから転落して死亡しました。
また、消防によりますと、正院町では2棟の住宅が倒壊してそれぞれの住宅で1人が下敷きになり、救助されました。いずれも搬送時、意識はあったということです。
1人は80代の女性で、軽傷から中等症程度のけがをしてドクターヘリで金沢市内の病院に搬送されました。もう1人は70代の女性で、詳しいけがの程度は分かっていません。
この女性が下敷きになったのは正院町の正院地区にある木造2階建ての住宅で、1階部分が崩れ、2階部分が地面に落ちていました。
珠洲市によりますと、今回の地震では午後7時の時点で1人が死亡、22人がけがをしました。
また、消防によりますと、正院町では2棟の住宅が倒壊してそれぞれの住宅で1人が下敷きになり、救助されました。いずれも搬送時、意識はあったということです。
1人は80代の女性で、軽傷から中等症程度のけがをしてドクターヘリで金沢市内の病院に搬送されました。もう1人は70代の女性で、詳しいけがの程度は分かっていません。
この女性が下敷きになったのは正院町の正院地区にある木造2階建ての住宅で、1階部分が崩れ、2階部分が地面に落ちていました。
珠洲市によりますと、今回の地震では午後7時の時点で1人が死亡、22人がけがをしました。

【原発影響】
柏崎刈羽原発 影響なし

東京電力によりますとこの地震で震度4を観測した新潟県刈羽村と震度3を観測した柏崎市にある柏崎刈羽原子力発電所は運転停止中で、周辺の放射線量を測定するモニタリングポストの値は通常の変動範囲だということです。
また現時点で外部への放射能の影響はないということです。
また現時点で外部への放射能の影響はないということです。
志賀原発 異常は確認されず

原子力規制庁によりますと、石川県志賀町にある北陸電力の志賀原子力発電所では、この地震による異常は確認されていないという連絡があったということです。
また、周辺の放射線量を測定するモニタリングポストの値にも変化はないということです。
先ほどの地震で志賀町では震度4の揺れを観測しました。
また、周辺の放射線量を測定するモニタリングポストの値にも変化はないということです。
先ほどの地震で志賀町では震度4の揺れを観測しました。
【政府の対応】
岸田首相 災害応急対策と情報提供を指示
今回の地震を受けて、岸田総理大臣は、午後2時43分に、早急に被害状況を把握すること、地方自治体とも緊密に連携し、人命第一の方針のもと、政府一体となって被災者の救命・救助などの災害応急対策に全力で取り組むこと、国民に対し、避難や被害などに関する情報提供を適時・的確に行うことを指示しました。
松野官房長官「自治体と緊密連携 引き続き被害状況の把握」

松野官房長官は、緊急の記者会見で「政府としては地震発生後、直ちに総理大臣官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置するとともに、関係省庁の局長級による緊急参集チームを招集し、岸田総理大臣の指示を踏まえ、人命第一の方針のもと被害状況把握と救命・救助などの災害応急対策に総力を挙げて取り組んでいるところだ」と述べました。
その上で「引き続き被害状況の把握を進め、自治体と緊密に連携を図りながら、警察、消防、自衛隊、海上保安庁を中心に救命・救助活動を最優先に災害応急対策に全力で取り組んでいく」と述べました。
そして住民に対し「引き続き、震度6強程度の地震の発生に注意するとともに、揺れの強かった地域に住んでいる人は自治体の避難情報のほか、テレビ、ラジオ、インターネットなどの情報にも注意しつつ行動してほしい」と呼びかけました。
その上で「引き続き被害状況の把握を進め、自治体と緊密に連携を図りながら、警察、消防、自衛隊、海上保安庁を中心に救命・救助活動を最優先に災害応急対策に全力で取り組んでいく」と述べました。
そして住民に対し「引き続き、震度6強程度の地震の発生に注意するとともに、揺れの強かった地域に住んでいる人は自治体の避難情報のほか、テレビ、ラジオ、インターネットなどの情報にも注意しつつ行動してほしい」と呼びかけました。
松野官房長官「内閣府調査チームを派遣へ」
松野官房長官は、2回目の記者会見で「岸田総理大臣とは先ほど電話で話をし、石川県と連携して被害状況の確認、被災者の救命・救助などに万全を期すよう改めて指示があった」と述べました。
そのうえで「地震による被害状況および、現地の対応状況などを把握するため、石川県に内閣府調査チームを派遣することとした」と述べました。
そのうえで「地震による被害状況および、現地の対応状況などを把握するため、石川県に内閣府調査チームを派遣することとした」と述べました。
政府 官邸対策室を設置
今回の地震を受けて政府は、午後2時43分、総理大臣官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置しました。
政府 緊急参集チームを招集
今回の地震を受けて、政府は、関係省庁の担当者をメンバーとする緊急参集チームを招集し、情報の収集と被害の確認などにあたっています。
【専門家】
「今後1週間程度 同程度の地震に注意」
石川県で震度6強の揺れを観測した地震について、東京大学地震研究所の佐竹健治教授は「能登地方ではここ数年、地震活動が活発になっていて、去年もマグニチュード5.4の地震が発生している。去年の地震と比べるとマグニチュードは1桁大きく今後も同程度の地震が起きる可能性がある」と話していました。
また、石川県で地震が相次いで発生していることについて、「これまでに起きた地震と同じ程度の地震が短いあいだで発生する可能性が高く、地震が続くと建物などで大きな被害が発生することも予想される。また、これまでの地震で被害が出たような場所では相次ぐ地震でさらに大きな被害が発生することもあるので近づかないようにしてほしい。今後1週間程度は、同程度の地震に注意が必要だ」と話していました。
また、石川県で地震が相次いで発生していることについて、「これまでに起きた地震と同じ程度の地震が短いあいだで発生する可能性が高く、地震が続くと建物などで大きな被害が発生することも予想される。また、これまでの地震で被害が出たような場所では相次ぐ地震でさらに大きな被害が発生することもあるので近づかないようにしてほしい。今後1週間程度は、同程度の地震に注意が必要だ」と話していました。
【震度6強観測の石川県珠洲市は】
市役所「何度も揺れ恐怖 被害確認進める」
震度6強を観測した珠洲市役所の職員の女性は「大きな、長い揺れが2分ぐらい続きました。収まったあとも何度も揺れて恐怖を感じました。被害の状況について確認を進めています」と話していました。
当時、市役所には職員2人がいて、まだ被害の状況は分かっていないということです。
当時、市役所には職員2人がいて、まだ被害の状況は分かっていないということです。
【震度6強の揺れ 注意点は】

気象庁によりますと震度6強の揺れは、はわないと動くことができず、固定されていない家具のほとんどが移動して倒れることが多くなります。
耐震性の低い木造の建物は傾くものや倒れるものが多くなるほか、大きな地割れが生じたり、大規模な地すべりや山体崩壊が起きることがあるため崖の近くなど危険な場所には近づかないようにしてください。
主な注意点です。
耐震性の低い木造の建物は傾くものや倒れるものが多くなるほか、大きな地割れが生じたり、大規模な地すべりや山体崩壊が起きることがあるため崖の近くなど危険な場所には近づかないようにしてください。
主な注意点です。
落石や崖崩れなど注意

揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどの危険性が高まっているため、危険な場所には近づかないようにするとともに、今後の地震活動に十分注意するようにしてください。
片付けなども注意
室内に割れた食器やガラスなどがあると、片付けをする場合などに思わぬけがをするおそれがあります。
決して無理をしないようにして、室内を歩くときはスリッパや靴をはくようにしてください。
建物の中にいるのが不安な場合などは安全な場所に避難して下さい。
決して無理をしないようにして、室内を歩くときはスリッパや靴をはくようにしてください。
建物の中にいるのが不安な場合などは安全な場所に避難して下さい。
【能登地方の地震活動は】
石川県で震度6強は2007年「能登半島地震」以来
気象庁によりますと、石川県で震度6強の揺れを観測したのは2007年3月25日に能登半島沖を震源とするマグニチュード6.9の「能登半島地震」以来です。
このときは石川県の七尾市や輪島市などで震度6強の揺れを観測しました。
このときは石川県の七尾市や輪島市などで震度6強の揺れを観測しました。
能登地方は地震活動が活発
石川県能登地方は、珠洲市で震度6弱の揺れを観測する地震が起きるなど、ここ数年、地震活動が活発な地域です。
気象庁によりますと、2018年ごろから小規模な地震の活動が確認され、2020年12月以降、活発化する傾向がみられていたということです。
特に2021年の春以降、震源が少しずつ変わりながら活動が活発になっており、9月にはマグニチュード5.1の地震が起き、珠洲市で震度5弱の揺れを観測したほか去年6月にはマグニチュード5.4の地震が起き珠洲市で震度6弱の揺れを観測しています。
気象庁によりますと、2018年ごろから小規模な地震の活動が確認され、2020年12月以降、活発化する傾向がみられていたということです。
特に2021年の春以降、震源が少しずつ変わりながら活動が活発になっており、9月にはマグニチュード5.1の地震が起き、珠洲市で震度5弱の揺れを観測したほか去年6月にはマグニチュード5.4の地震が起き珠洲市で震度6弱の揺れを観測しています。
過去にも地震被害
また、能登地方全体でみてもたびたび地震の被害を受けていて2007年3月にはマグニチュード6.9の「能登半島地震」が発生し、1人が亡くなったほか、3万棟以上の建物が被害を受けました。
このほか、1993年には能登半島の北の沖合でマグニチュード6.6の地震が発生しています。
このほか、1993年には能登半島の北の沖合でマグニチュード6.6の地震が発生しています。