社会
拉致被害者家族 “米側 国連安保理で取り上げること目指す”
北朝鮮による拉致問題の早期解決に向けて理解と支援を求めるため4年ぶりにアメリカを訪問している拉致被害者の家族らは、アメリカ政府高官などと面会したあと記者会見し、アメリカ側から国連安保理の会合で取り上げることを目指す考えが示されたと明らかにしました。
アメリカの首都ワシントンで4日、記者会見したのは、家族会代表で北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの弟、拓也さんと田口八重子さんの長男、飯塚耕一郎さんなどです。
一行は今月2日からワシントンを訪れていて、前の駐日大使のハガティ上院議員やシャーマン国務副長官などと相次いで面会しました。
アメリカへの訪問は新型コロナウイルスの影響で2019年以来、4年ぶりで、家族会はアメリカ側に対し「親世代が存命のうちに被害者全員の帰国が実現するなら、北朝鮮に人道支援を行うことに反対しない」ということし2月に打ち出した新たな活動方針を説明し、拉致問題の早期解決に向けて理解と支援を求めました。
これに対し、シャーマン副長官は深い理解を示すとともに、拉致問題について国連の安全保障理事会で取り上げることを目指す考えを示したということです。
横田拓也さんは「アメリカ政府や議員からは、『人権問題の解決は重要なのだ』という思いを感じ取ることができた。この問題の解決を図れるよう、これからも国際社会に声を上げていきたい」と話していました。
アメリカへの訪問は新型コロナウイルスの影響で2019年以来、4年ぶりで、家族会はアメリカ側に対し「親世代が存命のうちに被害者全員の帰国が実現するなら、北朝鮮に人道支援を行うことに反対しない」ということし2月に打ち出した新たな活動方針を説明し、拉致問題の早期解決に向けて理解と支援を求めました。
これに対し、シャーマン副長官は深い理解を示すとともに、拉致問題について国連の安全保障理事会で取り上げることを目指す考えを示したということです。
横田拓也さんは「アメリカ政府や議員からは、『人権問題の解決は重要なのだ』という思いを感じ取ることができた。この問題の解決を図れるよう、これからも国際社会に声を上げていきたい」と話していました。