
三重 桑名の認定こども園で不適切保育 市が調査
三重県桑名市の認定こども園で、保育士が園児に給食を食べるよう長時間強要し、途中で園児が失禁したなどの相談が保護者から寄せられ、市は不適切な保育があったとして詳しい調査を進めています。
桑名市によりますと、ことし3月、市内の社会福祉法人が運営する「長寿認定こども園」で園児への虐待行為があったと、保護者から市に相談が寄せられました。
具体的にはことし2月から3月にかけて、2歳から3歳のクラスで、給食を食べ終えることができない園児に保育士が4時間にわたって食べるよう強要し、途中で園児が失禁したなどの内容だったいうことです。
市は不適切な保育があったとして、立ち入り調査を行って事実関係を詳しく調べています。
また、市によりますと、園は先月、保護者会を開いて、「不適切な保育があった」と説明して謝罪し、対象の保育士は自宅待機になっているということです。
市は、園に臨床心理士を派遣して子どもの心理的なケアに努めているということで、ほかにも不適切な保育がなかったか調べています。