セルビア 小学校の教室で10代少年が銃乱射 9人死亡 少年は拘束

セルビアの首都ベオグラードの小学校で3日朝、この学校に通う10代の少年が銃を発砲し、子ども8人を含む9人が死亡しました。銃撃した少年は警察に拘束されたということで、警察が動機などを詳しく調べています。

セルビアの首都ベオグラードの小学校で、現地時間の3日午前8時半過ぎ、この学校に通う10代の少年が授業中の教室などで銃を乱射し、子ども8人と警備員、あわせて9人が死亡しました。

また、子ども6人と教員1人がけがをして病院で手当てを受けているということです。

海外メディアが報じた地元の警察の発表によりますと、少年は犯行後、みずから警察に通報し、学校の校庭で駆けつけた警察に拘束されたということです。

また、銃撃に使われた銃は少年の父親のもので、少年は、殺害する人のリストを作るなど、事前に犯行の計画を立てていたとみられるということで、警察が動機などを詳しく調べています。
この事件についてAFP通信は「セルビアでは学校での銃撃事件が起きるのは、ごくまれだ」と伝えたほか、ロイター通信も「セルビアでは多くの犠牲者を出す銃撃事件は珍しい」などと大きく報じています。